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楽しく伸びる!3Dペンで身につく3つの力とその伸ばし方

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この記事は
3Dペンを通して伸ばせる3つの成長のポイントとその伸ばし方
を解説します!

 

目次

はじめに

ものづくりを通して人は成長することができます。

人類の歴史はものづくりの歴史であり、
想像力によって人はここまでの世界を作ってきました。

ものづくりはテストでいい点を取れるようになるような成長はできないかもしれませんが、
自分の人生を豊かにしたり、自分自身の価値高めるような成長ができます

これはいろんな文献でも紹介されています。
↓おススメの本↓

作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books)
 

3Dペンを通したものづくりは様々な成長を得られると(個人的に)思っているので、
今回は3Dペンを通して身につく3つの成長ポイント
をお届けしたいと思います。

成長ポイントその①分解する力

<分解する力とは>

分解という言葉を辞書で調べると
『1つになっているものを要素や部分によって分けること』
と買いてあります。
☆小さい子供がおもちゃをバラバラにしたり、
☆電化製品のねじを外したり(自分のことです)

大人たちも普段の仕事でうまくいかないことの原因を追究したり、
日々たくさんのことを分解をしていますね。

<どんな価値があるのか>

上手に分解ができる人は仕事もすごく上手です。

うまくいかないことがあっても、
上手に分解することで何がうまくいっていないのかがわかるので、
あとはそれを直すだけで良くなります。

逆に分解が下手な人は、
何がうまくいっていないのかがわからず解決するまでに時間がかかったり、
気づいたら全然違うことを頑張ってしまう
なんてことがよく起こります。

分解が上手になることで解決するスピードを上げることができるんですね。

日常生活にももちろん役立ちます。

・なんで部屋がきれいにならないのか。
・あの人はなぜ怒っているのか。
・なんで痩せないのか。
・どうしたら勝てるようになるのか。

これらのことを考える時いきなり問題を解決しようとすると失敗します。
原因を考え、要素を分解することで最適な答えが見えてきます。

<どうしたら身につくのか>

3Dペンはどこからどうやって作るのかを考えるところから始まります。

つくりたいものを思い浮かべて、どれだけ分解できるか考えてみましょう。
例えば動物であれば「頭」「体」「脚」「尻尾」
頭も分解すると「目」「耳」「鼻」「口」
などに分けられますね。

こういったことを考えていくと分解する力が身についていきます。
作り方の例として、

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写真のようにクワガタをつくりたい!となったときはどう分解すればいいでしょうか。

正解はありませんが

「腹」「胸」「頭」「羽」「顎」「足」「触覚」

などに分解できそうですね。
分解したら1つ1つのパーツに注目して絵を描いたり下書きをしてみてください。

いろんなものをどんどん分解して考える癖をつけると分解する力は成長していきます。

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(分解して考えてつくったクワガタ)

まとめ!  ・分解すると複雑なものも簡単なものに見える!
・つくりたいものをイメージしてパーツごとに分解しよう!
・分解して考える癖をつけるのが成長の近道!

 

成長ポイントその②抽象化する力

<抽象化する力とは>

辞書で調べてみると
思考における手法のひとつで対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る方法。
と記載されています。頭に入ってこない文章ですがつまり

「物事の大事なことを考える力」
「特徴を抜き出す力」

だと思ってください。

<どんな価値があるのか>
抽象化が上手な人は
わかりやすく他の人に伝えたり、物事の本質を見抜くことがとっても上手です。

文章を上手に要約したり、要点だけを相手に説明したり、複雑なことも簡単に見ることがで何が大切かを素早く見抜くことができます。

・長い話も要点がわかるので理解できる。
・伝える時に『頑張ったのに伝わらない』ということがなくなる。
・大事なことがわかる。

などのいいことがあります。

<どうしたら身につくのか>

作りたいものを思い浮かべて、
そのものの
特徴を思いつくだけ書き出しましょう。

これを行うことで抽象化の力が身に付きます。

それはものによって色だったり、パーツだったり、形だったりしますが、
それを考えることで抽象化の力を成長させることができます。

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例題です。
ポケモンピカチュウの特徴をたくさん書き出してみてください。
答えはないので気楽に考えましょう。まずは数を出すことが重要です。

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・だいたい黄色い。
・耳が長細く、先っぽはとんがっている。
・尻尾は雷のような形。
・ほっぺにピンク?で丸い模様がある。
・手に比べて脚が小さい。

などですかね。

こうやって書き出してみると、

ピカチュウをつくる時は黄色い色で身体をつくろう。
☆耳や尻尾の形に注意しよう。
☆ほっぺにはピンクで丸い部分をつくろう。

というように作る時のイメージを持つことができるようになります。
これだけの特徴を書き出せれば、3Dペンは初心者でもピカチュウを表現することができます。

3Dペンはフィラメントの色も豊富で、形も自由自在なのでこういったトライ&エラーには最適です。

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(特徴を捉えられず何かわからない生き物になった例)
まとめ!  ・抽象化とは特徴を見つける力!
・作るものの特徴を書き出してみよう!
・特徴を意識して作ると作品の完成度が上がるよ!

 

成長ポイントその③創造力

<創造力とは>

辞書で調べてみると、

新しいものをつくりだす能力。 解答が1つだけではないような課題における思考,すなわち発散的思考の能力と関係があるとされる。

と出てきます。

「解答が1つだけではないような課題」とはいったい何でしょうか。

例えばですが
「あの人を笑わせてください!」「幸せになる方法を考えてください!」
といった課題がそれにあたりますね。
人の数だけ考え方や答えがあるので、解き方は無数に出てきます。
社会に出ていくとそんな課題ばっかりです。

そういった問題をどうやって解くかを考えるのが創造力です。

<どんな価値があるのか>

創造力が身につくと人生を楽しくすることができます

それはなぜか。
いろんな考え方があるかと思いますが、1つは選択肢を自分で増やせるようになるからです。

例えば、生きるためにお金が必要で
「生活費の10万を稼いでください」
と言われたとき、人は選択肢を考えます。

A:バイトをする、仕事につく。
B:自分の持っているものを売る。
C:誰かに借りる。

など思いついたとします。
しかし思いついた選択肢がすべて自分にとって嫌なことだったとしたらどうなるでしょうか
「嫌なことを嫌々やる」「嫌なことはやりたくないから死のう」
となってしまいます。

しかし創造力があるとそこに自分で選択肢を増やすことができます。

D:楽しいことをして稼ぐ!

といった感じですね。

今あるもので満足できなければ、選択肢を増やせばいいんです。
それをするためにはこれまでの枠にとらわれず新しいことを生み出す「創造力」が必要です。

<どうしたら身につくのか>

まずはつくるものを決めましょう
次にそれらをどんな手順でつくるか書き出します。

それでは例題です。

ドラゴンをつくる手順を書き出してみてください!

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写真のようなドラゴンをつくるにはどこから、どうやって作ればいいでしょうか。
ここで、この記事に描いた2つの力が役に立ちます。
ドラゴンを分解して、特徴を書き出してみましょう。

分解「頭、手、胴体、尻尾に分かれているな」
特徴「浮いてるようなひげ、角、とぐろを巻いてる胴体が特徴的!」
といった感じですかね。
こうやって書き出してみると複雑そうなのは頭と胴体ですかね。
頭はどうやって作られているんでしょうか?
胴体はどうやって作られているんでしょうか?
 答えは是非自分で見つけてみてください。
 

「自分がつくりたいものをどうやってつくるか」

を考えることで、想像力は身に付きます。
3Dペンは自由に作れる分、作り方に正解はありません。
ゆえに「こうやったらできるかも。やってみよう!」という試行錯誤をするしかありません。
私も日々試行錯誤の連続です。うまくいかないことも日常茶飯事で、失敗はたくさんしています。

だからこそ3Dペンは楽しいんだと思います。

まとめ!  ・創造力とは解答が1つじゃない課題の答えを考える力!
・分解と特徴を探し出してつくる手順を考えよう!
・創造力が身につくと自分で新しい選択肢を作り出せるようになる!

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回書いた成長は人生を生きていく上で必要になる力だと思っています。
子どもが周りにいる大人たちは是非このような視点を持って子どもたちと接してあげてください。

つくった成果物ももちろん価値がありますが

完成までにどんな過程を経てそこで何を学んだかが重要だと思っています。

成長を言語化していきながら3Dペンで楽しく成長していきましょう! 

それでは最後まで読んでくださりありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!